俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「…ほんとに」
「ほんとにって…、アンタの好きな人でしょ!?」
他人事のように答えるあたしに、律が鋭く突っ込みを入れる。
「そうなんだけどね…」
コートに視線を戻すと、ボールは咲夜の手に合った。
ディフェンスを欺くように一歩下がると、スリーポイントシュートを楽々決めてしまった。
もちろん同時に大歓声も上がる。
「あたし達は幼なじみってだけだもん」
まるで、テレビの向こうのアイドルでも見てるような、
そんな距離感ー…
「姫!」