俺様orクール?幼なじみのお姫様♥



王子様の隣にいれるただ1人の人。



それはかけがえのなくて…


超えることのできない存在。



ずっと愛し続けているその人が


咲夜にとってのお姫様なんだ………




気づけばそのまま教室に背を向けていた。


次から次へとこぼれる涙を手で押さえる。


少しでも遠くへ行きたくて、夢中で走った。


咲夜があたしと仲のいい幼なじみでいれない理由。


それは好きな人がいるからだったんだ…。


こんな簡単なことさえわからないなんて。


あたしは咲夜に怒られて当然だね………



「はぁ…っ…はぁ」



息が切れて、ふらりとたどり着いたその向こう。


長身の黒髪…


涙でにじむ視界に見えた大きな背中を強く押したんだ。




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