俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
得意げに笑ったように見せかけて…
儚いくらいに切ない。
その表情がまた、姫と重なるから……
「………っ」
目を丸くする俺を見て、咲夜は微笑している。
「だったら別にいいんじゃない?」
「………」
「じゃあ俺風呂いくから」と咲夜は立ち上がった。
歩いて行く背中をただ見つめる。
……そういうことかよ。
どいつもこいつもバカばっかりだ。
+
お姫様が愛したたった1人の王子様。
彼が望んだ幸せは………
+
「……ちっ」