俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「そうじゃなくて…さ?」
「……え?」
「だって翼と抱き合ってるとこ見せられた後だしね?
そうやって言うしかないじゃん」
すねたようにじっと睨まれる。
うぅっ…!
何も返す言葉がありません…。
「ごめんなさいっ……」
「いいよ。
でも…仲のいい幼なじみでいれないってのは事実かも」
「……っ」
何気ない一言に顔が曇るのがわかった。
決別のようなことを言ってるくせに、咲夜はやわらかく微笑んだまま。
「だって俺は、たとえ劇でもただの幼なじみとはキスできないよ」
真剣にあたしを見つめる瞳。
そのまま視界が暗くなって
唇が重なった…………