俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「マネージャーだって重いもの運んで汗かいてんだろ。
汗くせぇ女はモテねーぞ」
「な、何その言い方!」
「いいから使っとけって」
モテねーぞって…。
他になんか言い方ないわけ?
ほんとデリカシーのないやつ!!
なんて思いながら、タオルを見つめる。
シャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
小さいころから1番近くで感じていた、翼の匂い…
「ねぇねぇ、有栖さん」
甲高い声に振り返ると、さっきまで翼や咲夜を応援していた女の子のうちの何人かだった。
「えっと、なに?」
「有栖さんって翼君と咲夜君の幼なじみなんでしょーっ?」
「そうだよ」
「いいなぁーっ、超うらやましー!!」