俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
みんなの目の前で派手にキスしやがって…。
俺だって平気でいられるわけないだろ?
俺も咲夜と同じ気持ちでいたんだから。
それでも…。
"つばさ……っ"
姫のヤツ、ちゃんと笑えてるかな?
それさえ叶えば、後悔はしねえよ…
フッと吐息をもらして、校舎を後にする。
──本当は魔法のコトバなんてこの世に存在しない。
どんなに想い合っても、それを知ることができないからすれ違う。
ずっとずっとそればっかり繰り返してきた。
結局最後は伝えること。
それで"好き"という言葉は初めて意味を為すんだ。
俺がつくったのはただのきっかけにすぎない。
それを本物にするかはおまえら次第。
だからちゃんと言えよ?
本当の気持ちを────
「翼…!!」