俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
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「すごかったねーっ!」
「うん、やっぱりプロの世界は違うなって感動した」
試合の余韻が残るアリーナを背に、咲夜が感慨深げにつぶやいた。
「確かに高校のバスケとは全然ちがったよね!」
インターハイ出場の常連校なうちの学校のバスケ部で、1年生からエースの咲夜も十分すごいんだけどね。
「…うん、いい刺激になった。俺ももっと練習しなきゃって思う」
その立場に甘えることなく、常に上を目指す姿勢。
部活でも誰より走ってストイックに練習を続けている。
咲夜のそういうところはすごく尊敬しているんだ。
「そんなことしたらバスケ部のみんながついていけなくなっちゃうよ」
「この試合見たら、誰だって練習に気合い入ると思うよ?」
「えー、そう?」
「うん、翼にも今日の試合見せたかったな…」