俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
気づけば律が心配そうに覗きこんでいた。
「幼なじみだけど、別に付き合ってるわけじゃないし」
しんみりしないように笑ってみせた。
好きだけど、付き合いたいけど、
傍にいられるだけでも十分幸せだもん。
「そっか」
律が小さくため息をついた。
「今の話、本当???」
「…………!」
不意にかけられた声に振り返る。
「加藤君…!」
そこにいたのは同じバスケ部の加藤くんだった。