俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
きらきらのアクセサリーを横目に通り過ぎるけど、出口付近で咲夜が足を止めた。
目線は遠くのショーケースにあった。
咲夜はすごく視力がいいけど、目があまりよくないあたしには何が入ってるのかはわからなくて…。
「咲夜…?」
まるで心を奪われてしまったかのように見つめる咲夜に声をかけた。
「あ、あぁ…。ごめん!ちょっと買いたいものあるから待ってて」
足早に店の奥に戻っていく。
すぐに店員さんと話していて、何かを買っているみたいだった。
でもそれは、先ほどのペアのコーナーでもメンズのコーナーでもない。
何買ったんだろ…?
かっこいいやつに一目ぼれでもしたかな?
あたしも洋服とか一目ぼれして買っちゃうからね。
そんなことを思っていると、咲夜がバタバタと戻ってきた。