俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
キミとの距離
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次の朝。
いつもより早く準備が終わって玄関を出る。
待ち合わせ場所には自転車を止めている咲夜の後ろ姿があった。
「咲夜っ!」
声に気づいた咲夜が振り返る。
「おはよう、姫。早いね」
「おはようっ。なんか早く起きちゃって…」
デートの余韻に浸ってたら早く寝ちゃっただけなんだけど。
「俺も同じ。昨日は楽しかったね」
「うん。いろいろとありがと」
細やかな気づかいがうれしかったり、手をつなげたことも幸せだった。
「いえいえ。あのさ、昨日言ってたクリスマスのことなんだけど…」
「ふぁあ…、おはよ」
咲夜が言いかけたところに眠そうな翼が登場する。
「後で話すね」と咲夜が小声で言った。