俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
バスケ部の女の子
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職員室の先生の机の前。
「じゃあこれ、教室に運んでおいてくれ」
「はい」
教科の係のプリントを持って教室へ向かう。
午後4時半。
このプリント…何枚あるんだろう?
1人10枚くらいは渡りそうな量。
明日の授業で終わらなかった分は多分宿題になるんだろうな…。
それを考えるだけで憂鬱になる。
しかも…重い。
腕の力がなさすぎるあたしには、教室がすごく遠い。
一回どこかに置かなきゃ手が持たない…
そう思って空いてる棚を探していたとき。
手元にあったプリントがスッと消えた。
「持ってやるよ」
「翼…」
プリントは重いはずなのに平然としている。
そのまま歩き出した背中に続く。
無言のまま、廊下をぬけて教室に着いた。
「ここでいいか?」
「うん」
翼は教卓の横の机にプリントの山をおろす。