俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「自分で言ったとおりの顔してんじゃん」
「…~っ!バカにしないでよ!別に可愛くないからいいし!」
正面から見つめられた瞳から逃げるように、ぎゅっと目を閉じた。
からかわれてるのがわかってるのに。
こんなに恥ずかしいのに…。
それでもいつもどおりに話せることだけで
こんなにもうれしいって思ってしまったなんて…
「俺は可愛くない顔なんて見たいって思わねぇけど?」
「え?」
思わず目を開けると、翼の表情がはっきり見える…。
「……言えるわけないだろ。これ以上のことが。
咲夜の彼女であるおまえに」
「…………っ」
あたしを映した瞳が揺れた。
笑ってるくせに
なんでそんな切なそうな顔をするの…?
「九条くん!」