俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「なんかうらやましいな!
あたしはただ九条くんがこのツリーに用があるって「茜!」」
翼が強引に茜さんの肩を抱き寄せる。
それはまるであたし達に見せつけるような角度で…
「ちょ…っ、九条くん!?」
「なに?あいつらがいちゃついてんのに俺らだって負けてられないじゃん?」
意地悪に笑いかけてくる。
氷のように冷たい目で……
あたしに視線を向けると、やっとのことで茜さんから体を離す。
そして一歩、一歩と近づいてくると、あたしの目の前で足を止める。
「そういうことだからさ…」
翼があたしの耳元に顔を傾ける。
そして囁いた言葉。
「Thank you for being born.I was happy to be able to meet you.
and I hope you will be happy」