俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
ママの声にせかされるように飛び出した。
「おはよう咲夜っ!」
「おはよ」
バスケ部の黒いウェア姿に、足下には青いトランク。
まだ眠そうに微笑む咲夜の元に走り寄る。
2月なのに外は寒くなくて、青空まで広がっていった。
「晴れてよかったねっ!」
「ん…」
涼しい空気も眠い頭にはちょうどいいくらい。
「ふふっ、楽しみだな」
にまっとしながらトランクを見つめる。
もちろんそれはチョコレートの入っている場所。
「じゃあ行こうか」
「うんっ」
咲夜の声を合図に学校に向かって歩き出す。
お天道様にも微笑まれながら、
初めての合宿がいよいよスタートですっ!!