俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
守ってやる
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茜ちゃんと別れてトイレに立ち寄る。
今にも涙がこぼれ落ちそうな真っ赤な瞳。
鏡に映る自分は泣きそうな顔をしていて…。
笑わなきゃ…っ。
精一杯笑顔を作るけど、堪えきれなくなった涙のほうがこぼれ落ちてしまった。
「うぅ…ひっく…」
加藤君に襲われかけたときも、
文化祭の劇でのアドリブも、
クリスマスイヴの時の言葉も、
全く話すことのなくなってしまった今も、
全部、全部
あたしのを守るため。
翼の優しさだったなんて…
わかんないよ…
わかるわけないじゃんっ!
いつもバカって言ってるくせに。
ちゃんと言ってくれなきゃ…。
翼のバカッ!
バカバカバカッ………!!!