俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


「閉じ込められてます!!開けてくださいー!!」



わずかな希望にかけて叫び続ける。


それでも30分経っても誰一人通る気配はない。


冬の夜の気温はどんどん下がる一方で……



「っくし……っ」



手が冷たくてドアにかける手に力が入らない。


薄着で来てしまったから、全身が凍りついてしまいそう。


もしかして明日までこのままなのかな。


なんか頭もくらくらする。

風邪ひいちゃったのかもしれない。


疲れか寒さか具合が悪いのか、それさえもわからないまま、意識だけが途切れ途切れになっている。



咲夜……

会いたいよ……



涙がこぼれ落ちた…………



「おい!!!」



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