俺様orクール?幼なじみのお姫様♥



……こんなもんか。



タオルで汗を拭って、後片付けに入る。


無人の体育館をあとにして、長い廊下を歩いていたとき。


ふと一つの部屋が目にとまった。


物置と表示されたその部屋。


何気なくドアのガラス部分から中を見たのはなんの予感だったんだろう。



ほんとにただの偶然……


いや、必然だったのかもしれない……



ぐったりと横たわる女の子が見えたんだ。



姫………!?



見覚えがありすぎるその姿に思わずドアを開けようとする。


けれど、部屋には鍵がかかっていて……



開かねぇ。

まさかこいつ、閉じ込められてるのか?


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