俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
しかもどんなにドアを叩いても反応してくれない。
あの顔…
まさか………
冗談じゃねぇ、そう思いながら鍵を借りに走る。
事務室で事情を話すと、すぐに銀色のごつい鍵を貸してくれた。
急いで用具室に戻って、古くて固い鍵穴を半分力づくでこじ開ける。
「おい!」
やっと触れることができた姫は気を失ってるようで。
おでこを合わせるとすごく熱かった。
すげえ熱……。
それなのになんでこんな寒いところに1人でいるんだよ。
「姫!聞こえてるか!」大声で名前を呼んで揺すると、やっとそれに気づいたらしい。
「つば…さ…」
消えそうな声で俺の名前を呼んだ。