俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
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翼side
見上げる瞳にうっすらと涙が浮かんでいる。
俺の右手をぎゅっと両手で包み込んだ。
「ありがとう、翼」
見上げてくる笑顔は眩しかった。
光に照らされたせいだけじゃない。
純粋で思わず引き込まれてしまうような表情。
俺だけに向けてくれた笑顔…
"おまえは俺が守るから"
それだけで十分だ。
自然と口元が緩んだ。
俺の表情を見た姫の顔が、少しだけ赤くなった。
「で、今何時なんだろうな?」