俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


朝になったのは確かなんだが、あいにく手元には時間を確認するものはない。



「うーん…」



姫はわずかな望みにかけてスマホの電源を入れてみるが、結局電池のマークが出てくるだけ。



「いい加減誰か気づけよな」



鍵のオッサンさえ気づきやしない。


いつまでこの部屋にいなきゃならないんだ…。


腹減ったし、

明け方まで起きてたからマジで眠い。



「このまま誰も来なくてここで死んじゃったらどうしよう…」



姫は青ざめて恐ろしいことを言いやがる。


どこのホラーだよ…。


んな冗談、マジで笑えねぇっつーの。



「あのなぁ…」



呆れ顔で口を開いた瞬間。




バタン…ッ!!!




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