俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
ピンポーンッ
不意に鳴り響く、チャイムの音。
誰だよ、
こんなときに……。
仕方なく体を起こして、玄関へ向かう。
ガチャッ。
ドアを開けるとそこに立っていたのは姫だった。
「翼…っ」
不安そうな顔で俺を見上げている。
「姫…っ?おまえ…何して…」
なんで姫がここにいるんだ。
確か今日は部活だったよな?
「翼が心配で来ちゃったの」
姫は泣きそうな顔でそう言った。
…マジかよ。
咲夜の彼女のくせに、俺のことなんか心配してんのかよ。
「とりあえず上がれ」
玄関で立ち話する気力もなかった俺は、とりあえず部屋に招き入れた。