俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


ピンポーンッ



不意に鳴り響く、チャイムの音。


誰だよ、

こんなときに……。


仕方なく体を起こして、玄関へ向かう。



ガチャッ。

ドアを開けるとそこに立っていたのは姫だった。



「翼…っ」



不安そうな顔で俺を見上げている。



「姫…っ?おまえ…何して…」



なんで姫がここにいるんだ。


確か今日は部活だったよな?



「翼が心配で来ちゃったの」



姫は泣きそうな顔でそう言った。



…マジかよ。

咲夜の彼女のくせに、俺のことなんか心配してんのかよ。



「とりあえず上がれ」



玄関で立ち話する気力もなかった俺は、とりあえず部屋に招き入れた。


< 297 / 393 >

この作品をシェア

pagetop