俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
ビシッ
「はぎゃっ!!!」
なんでデコピンするの!?!?
しかも痛いし!!!
「これ、見てみ?」
翼がプリントの上部を指さす。
そこには、『所要時間30分』という書かれていた。
…う、嘘でしょっ?
あたしってそこまでバカ?
「…こんなに遅くまで付き合わせやがって。あーあ、ゲームやりたかったな~」
「えへへ…、ごめんなさいっ」
「許さない」
笑顔で即答された。
「代わりに姫が俺を楽しませてくれないとな」
そう言ってあたしの肩に手を回してくる。
こ、恐ぁあ…っ!!
翼はそのまま耳元に顔を寄せると、こう囁いたのだった。
「おまえの弱いとこ…どこだっけなあ?」
「ま、待っ…ひゃあ!!」
さらっと首筋に手を当てられた。
その瞬間に全身にぞわぁっと悪寒が走る。