俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「元々の実力なら咲夜の方が何倍も上なんだ。文句はないだろ?」
「……わかった」
咲夜が堪忍したようにうなづいた。
対峙した視線が強くぶつかりあう。
バスケの勝負で勝ったほうが
あたしと付き合う……?
「勝負は金曜日の午後4時。部活が休みのその日なら体育館は空いてるはずだ。
姫、おまえもちゃんと来いよ?」
「………っ」
翼が伸ばした手が横髪に触れ、ビクッてなった。
その反応を楽しむかのように、口元を緩ませる。
その状態のまま、挑発するような視線を咲夜に向けた。
「バスケ部期待の1年生エースとの勝負、せいぜい楽しみにしてるぜ」
それだけを言い残して、背を向ける。
翼………
咲夜………