俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


ほんと、手のかかるヤツ。



「…仕方ねぇな」



わざとらしく呟いてみた。


一歩、一歩と近づいて、姫の肩に触れる。


髪を一撫でして顔を近づける。



コツン……ッ


「Thank you for being born.I was happy to be able to meet you.

and I hope you will be happy.」



おでこをあてていつかの言葉を呟いてやった。



「い、今なんて……」


「さあな。前にも言ったからな」


「前ってまさかクリスマスのとき!?」


「当たり」


「それってもう話しかけないでって意味!?」



記憶力いいじゃん。


確かそんなこともあったな。


でもあの日よりは俺も、前に進んでるんだ。


< 369 / 393 >

この作品をシェア

pagetop