俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
ほんと、手のかかるヤツ。
「…仕方ねぇな」
わざとらしく呟いてみた。
一歩、一歩と近づいて、姫の肩に触れる。
髪を一撫でして顔を近づける。
コツン……ッ
「Thank you for being born.I was happy to be able to meet you.
and I hope you will be happy.」
おでこをあてていつかの言葉を呟いてやった。
「い、今なんて……」
「さあな。前にも言ったからな」
「前ってまさかクリスマスのとき!?」
「当たり」
「それってもう話しかけないでって意味!?」
記憶力いいじゃん。
確かそんなこともあったな。
でもあの日よりは俺も、前に進んでるんだ。