俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


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6歳のクリスマスの夜。


6本のローソクのケーキを囲んで、俺達話は話を咲かせていた。



「まあ、そんなことがあったの?」



パーティーの途中、姫のお母さんに昼の出来事を話したんだ。



「あの子はおてんばな女の子なんだから。姫を助けてくれてありがとうね。

2人はいつも姫の王子様なのね」


「おう、じさま?」



ふと聞きなれない単語に俺も翼も耳を傾げた。


姫のお母さんはクスッと笑う。



「王子様っていうのはお姫様を守ってくれる人のことよ。

王子様とお姫様は結婚してずっとずっと、幸せに暮らすの」



近くの棚にあった童話の本を開きながら話してくれたこと。


"おひめさまとけっこん"


そのときには俺も翼も姫を好きだと気がついてたから。



「「ひめー」」



すぐにぬいぐるみで遊ぶ姫のところに行ったんだ。


「なぁに?」


「おおきくなったらぼくとけっこんしてください」」


一瞬目を丸くしたあと、


満面の笑顔を見せてくれた。



「はい//」



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