俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
いい加減、気づかせてやる…
「…翼?」
姫がきょとんとした表情で、顔を上げる。
「……ひ「できたよっ!!」
話しかけようとした瞬間、姫の表情がぱぁっと明るくなった。
近くにあった皿にぱぱっと盛りつけると、笑顔で振り返った。
「食べてみてっ!はい、あーん!!」
「お…い…っ」
有無を言わさず、口の中にいれられた。
「どう?肉じゃが!」
そんなの見ればわかるって……。
味も…
「……悪くねえけど」
途中過程を見ていれば、このできは奇跡だと思う。
「ほんとにっ???良かったあ~」
姫はへにゃっと眉を下げて笑った。
「翼、いっつもご飯コンビニだから、たまには作ったもの食べてもらいたくて」
「……っ」
何気なく、俺の心にとんでもない衝撃を与えてきやがった。