俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


「~~~~~っ///」



顔が熱くなって、一気に体温が上昇する。


”好き”という言葉で胸がいっぱいになって、ぎゅうっと痛んだ。



…本当は気づきたくなかったのかもしれない。


気づいてしまえば、それが本当になってしまう気がしたから。


それがたまらなく、怖い。




あたしだって、翼のことは大切に思ってるし、大好きだよ?


でも、それは幼なじみとしてだから…



「ごめん、翼とは付き合えないよっ…」



この言葉で何かが壊れてしまう気がして、怖いの……。



「知ってる」


「………っ!?」



なんですとっ…!?


目を丸くするあたしに対し、振られたはずの翼の方が平然としている。




「…おまえ、咲夜が好きなんだろ?」


「…………っ!?!?」



その言葉に、まるで世界がひっくり返るような衝撃を受けた。


< 82 / 393 >

この作品をシェア

pagetop