俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「~~~~~っ///」
顔が熱くなって、一気に体温が上昇する。
”好き”という言葉で胸がいっぱいになって、ぎゅうっと痛んだ。
…本当は気づきたくなかったのかもしれない。
気づいてしまえば、それが本当になってしまう気がしたから。
それがたまらなく、怖い。
あたしだって、翼のことは大切に思ってるし、大好きだよ?
でも、それは幼なじみとしてだから…
「ごめん、翼とは付き合えないよっ…」
この言葉で何かが壊れてしまう気がして、怖いの……。
「知ってる」
「………っ!?」
なんですとっ…!?
目を丸くするあたしに対し、振られたはずの翼の方が平然としている。
「…おまえ、咲夜が好きなんだろ?」
「…………っ!?!?」
その言葉に、まるで世界がひっくり返るような衝撃を受けた。