俺様orクール?幼なじみのお姫様♥

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姫side


翼に告白されてから、一週間が経ちました。


家の陰から、そーっと待ち合わせ場所をのぞく。



あれからというもの、ドキドキ（というかびくびく？）しまくってるあたしをよそに




「早くしねーと遅刻すんぞ？また自転車忘れて…結局デジャヴか？」


「ごめんっ」



翼はいつも通りで…。



隠れていた家の陰から出ながら、あれは全部夢だったんじゃないかと思う。


自転車を忘れてくるという日常も、一緒に登校する朝も、なにも変わらない。



でも、違うこともあって…。



「いいよ、今日も俺の乗っても…」


「咲夜っ…」


きゅんと胸の奥の方が音を立てる。


たまに微笑むその顔を見ただけで、あたしの平常心は消え去ってしまう。