俺様orクール?幼なじみのお姫様♥


「ありがと//」


咲夜のことが好きという、この気持ちの大きさに気づいてしまったこと。


「…別に、いつも通りだし」


「う、うんっ」


そっけない言葉でさえ、ドキドキしてしまうんだもん…。



だけど…。


後ろからガシッと肩を掴まれる。



「この前咲夜が乗せたんだから、今日は俺でいいだろ?」


「つばさ…っ!?」



だるそうな顔をしてるくせに、肩を掴む手の力はすごく強い。


翼があたしを乗せるなんて面倒なことを、自分からやるって言うなんて…。


こんなこと今まではなかった。



「何か、文句でも?」


挑発するように笑いかけてくる。


それを黙って見ていた咲夜が、小さくため息をついた。

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