わたくし、政略結婚いたします!?


「……」


ベッドに入ったはいいものの、都合よくすぐに眠気がやってくるわけでもなく、私は何度も寝返りを打った。



『せっかく作ってくれたのにそんなこと言えるか』



ふと、先程のレナルドの言葉が頭に浮かんで、急に恥ずかしくなった。



……あれ、どういう意味だったんだろう……。


私が作ったから、苦手なチョコレートだって文句も言わずに食べてくれたってことなの?



それって。



……それって。



私はかあっと顔が熱くなるのを感じて、頭まで布団をかぶった。



はずかしい!!

こんなことを考えている時点で相当恥ずかしい!

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