わたくし、政略結婚いたします!?
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ベッドに横たわるアリアの傍で、レナルドは息を吐いた。
今、丁度医者が帰ったところだった。
城から屋敷に帰ってきてすぐアリアを部屋のベッドに寝かせ、エディが医者を呼んだ。
結果、
『寝不足と過労ですね』
という、なんともあっさりした診察。
突然意識を失ったものだから、一体何の病気かと焦ったのだが。
冷静なエディが医者を呼びに行って、残ったのが自分とメグだったものだから、気持ちが動転したまま、アリアの使っている客室ではなくレナルド自身の自室に運びこんでしまった。
それを見たエディに、「どれだけ焦ってるんですか」と呆れた顔をされた。
メグが他の侍女と共にアリアを楽な服装に着替えさせ、パーティーのためにセットした髪を解き、化粧を落としている間も、部屋の外でそわそわしていた。
「どれだけそわそわしてるんですか」
と、エディに再び呆れた顔をされるくらいには、落ち着きがなかった。