【完】一途な君に恋してる*



「ちょっと待って!!
樹は、あたしが好きだったの?お姉ちゃんじゃないの…?」



ずっと、そう想ってた。



昔から、ずっと。



「流依さんのことは好きだけど、恋愛系の好きじゃねぇ。
流依さんは俺にとって、家族のように大切な存在なんだよ」



あ、そうですか…。



てことは、全部誤解だったの!?



あたしってば…



勘違いもほどほどにしなきゃ。



「お姉ちゃんと、キスとかしたことないの?」

「ある訳ねーだろ。
さっきのが俺の、ファーストキスだったりするんだよねぇ」



嘘、でしょ…?


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