Sion
epilogue




君が去ってもうすぐ一回目の春を迎える。




君は元気だろうか。
頑張っているだろうか。




あの日から不安がいっぱいで、泣く日もあった。
でも、近くに君を感じているから…。




泣いても、ちゃんと進もうとしている。




君は…悲しくない?
離れていて、寂しくない?




君がいないこの場所で
君の届くことないメロディーが今も残っている。



私は君を想いながら、このメロディーに耳を傾けているよ。




君が書いてくれた私の曲
私を想ってくれた証がこの場所で私の心を揺さぶっている。




好きだから…ずっと待っている。
君が帰ってくる、この場所で―――、




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