蒲公英
蒲公英


ねぇ、あんたは覚えてるのかな?



あの日、あの場所で電柱の下の隅の方に咲いていた一輪の花を見つめながら


あたしに向かって吐いた



ダサくて


くさくて


でも、救われた


あの言葉を



気にくわないし、ムカつくけど



あたしを一番最初に認めてくれたのは



あんたなんだと思う。



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