恋したのは馬鹿野郎
‡第一章‡ 涙の恋

春風の出会い

びゅぅぅぅ~

今日はやけに風が強い

「桜がちるぅぅ」
クラスの女の子たちが騒いでいる。

確かに風は強いけど私には関係ない。

学校が嫌いで、ずる休みを繰り返す毎日。
桜なんて見る余裕が私にはなかった。
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