恋したのは馬鹿野郎
変なん人だったなぁ~。
まあ、私には関係ないことか。

ピンポンハパンポン

[始業式は8時45分からです。]

始業式。 あぁ。
そういえば、今日始業式だっけ。
あ~あ。めんどくせぇなぁ…。

教室に入ると、もう、クラスの子たちは、席についていた。

『麗奈。どこ行ってたの』

親友の沙衣が興味深そうに聞いてくる。

「不審者に絡まれてましたぁ~」

『マジ~。麗奈ちゃんきおつけないと、誘拐されちゃうよ』

「大丈夫。そんなやつ、ぶっ殺すから」

『言うと思ってた』

ガラガラガラ
「あ~い。静かに」

私たちの担任が教室に入ってきた。
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