恋したのは馬鹿野郎
『麗奈ちゃん。大丈夫ですか~』

目の前には、沙衣たちがいる。

私、寝てたんだ。
どうりで、全く記憶がない。

「新しい先生どんな人?」

私は一番気になっていたことを聞いてみた。

『知らなーい。寝てましたぁ~』

『右に同じ』

『同じく同じ』

やっぱり。
聞いてるわけないか。
当たり前だよね。


桜吹雪が体育館に吹き込んでくる。

みんな、思い思いにはしゃいでいる。

あぁ。


私はこれからどうなっちゃうんだろう…
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