拾ってください!!《結婚しました!音々version》
「音々ちゃん帰るって、言ったけど、ちゃんと向こうに連絡したの?」
荷物を片付けながら、話しかけられた。
従兄の忍さん。
何かと親切にしてくれる方。
「いいえ?」
「そんな何ヶ月も待ってくれるの?楽団だって欠員が出れば、
補充するんじゃない?」
「そうでしょうか。
楽団のみなさんも、
ゆっくりしてもいいって
待ってるからって、
言ってくださってたんですが。」
「電話してみなよ。ほら貸してあげる。」
「電話料金が…」
「気にしなくていいよ。ほらかけて!」
「すみません。」
促されるままに、楽団に電話を入れた。
「え??」
『そんな、じゃあ、部屋の方は?
…そうなんですか
いえ、いろいろお世話になりました。
ちゃんと挨拶もできないで、
みなさんによろしくお伝えください。』
電話を切るときは放心状態だった。
荷物を片付けながら、話しかけられた。
従兄の忍さん。
何かと親切にしてくれる方。
「いいえ?」
「そんな何ヶ月も待ってくれるの?楽団だって欠員が出れば、
補充するんじゃない?」
「そうでしょうか。
楽団のみなさんも、
ゆっくりしてもいいって
待ってるからって、
言ってくださってたんですが。」
「電話してみなよ。ほら貸してあげる。」
「電話料金が…」
「気にしなくていいよ。ほらかけて!」
「すみません。」
促されるままに、楽団に電話を入れた。
「え??」
『そんな、じゃあ、部屋の方は?
…そうなんですか
いえ、いろいろお世話になりました。
ちゃんと挨拶もできないで、
みなさんによろしくお伝えください。』
電話を切るときは放心状態だった。