拾ってください!!《結婚しました!音々version》

「あ、そうです。」


「そう、それならここだけど。」


「わ??」



なんと私は、その会社ビルの下に立っていた。


「すみません、助かりました。」


「いいえ、急ぐのでしょう?


 早く行ってください。


 この娘に付き合うと日が暮れちゃいますから。」


「あ、はいすみません。」


「ばいばい、おにーたん」


「あ、ばいばい。」



その人は、にっこり笑うと、

女の子を抱き上げて当然のようにそのビルに入っていった。


託児所でもあるのだろうか?


あ、こんなことをしてる場合じゃなかった

あの人に会わなくては。



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