拾ってください!!《結婚しました!音々version》
おばあさんには、
ホームレスの生きる術を教えてもらった。
教えてもらいながらも、
このままずっとこうして生きていくのかと思うと、
それではいけないとも思っていた。
面倒見てもらってるくせに、
人の生き方を疑問に思うなんて、
私も、随分勝手だわ。
それは突然だった。
「やられたね。」
夕食を集めに出かけている間に
ダンボールハウスが一掃されていた。
「あの、どういう事なんですか?」
「わたしたちは不法占拠者だからね、
市の政策で片付けられても文句は言えないのさ。」
「じゃあ、みんなはどこに?」
「これさ。」
ダンボールハウスのあった場所に
中にあった生活用品が箱にまとめられていて、
その上にチラシのようなものが置かれている。
「プレハブハウス?」
「市が無償で提供してくれるのさ。これから寒くなるからね。」
「よかったじゃないですか?」
ホームレスの生きる術を教えてもらった。
教えてもらいながらも、
このままずっとこうして生きていくのかと思うと、
それではいけないとも思っていた。
面倒見てもらってるくせに、
人の生き方を疑問に思うなんて、
私も、随分勝手だわ。
それは突然だった。
「やられたね。」
夕食を集めに出かけている間に
ダンボールハウスが一掃されていた。
「あの、どういう事なんですか?」
「わたしたちは不法占拠者だからね、
市の政策で片付けられても文句は言えないのさ。」
「じゃあ、みんなはどこに?」
「これさ。」
ダンボールハウスのあった場所に
中にあった生活用品が箱にまとめられていて、
その上にチラシのようなものが置かれている。
「プレハブハウス?」
「市が無償で提供してくれるのさ。これから寒くなるからね。」
「よかったじゃないですか?」