拾ってください!!《結婚しました!音々version》
その人は、

「わっ!」と言って、

驚いていたみたい。

神様だと思っていたのはきっとこの人。

真っ赤になって、ちょっと可愛い感じ。

「あの…昨夜は助けていただきありがとうございました。

 このような体勢でお礼を述べるとは失礼かと思うのですが、

 服を身につけていないものですから、

 申し訳ありませんが、

 何か着られるものをお貸しいただけないでしょうか?」


そうなのよね、ここに入るには

服を脱がなきゃいけないと思ってぜんぶ脱いじゃった。

だって死んじゃったと思ってたし。

でも、さすがにここから出られないのは困る。


「あの…ダメですか…?」


「ああ、いや、ちょっと待ってろ。」


ワイシャツを引き出しから出してかしてくださった。

う…これだけじゃ寒いんですけど…

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