HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜

「流斗君…。」

何気なく名前を呼んだ。
あたしの1番大好きな人の名前を呼んだ。
例え流斗君が禁断愛に目覚めてるとしても…
あたしはカモフラージュの彼女だとしても…
世界で1番大好きなのは、流斗君なんだ…






「流斗君…大好きだよ…。」

キラキラ輝く星空に向かって、あたしは涙を両目にためながら呟いた…






『俺も大好き…。』

ギュッ…






後ろから抱きしめられた。
この人は…






「りゅ…と…くんっ…」

あたしの目からは、とめどなく涙が溢れた。
< 102 / 119 >

この作品をシェア

pagetop