HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜
「流斗君…。」
何気なく名前を呼んだ。
あたしの1番大好きな人の名前を呼んだ。
例え流斗君が禁断愛に目覚めてるとしても…
あたしはカモフラージュの彼女だとしても…
世界で1番大好きなのは、流斗君なんだ…
「流斗君…大好きだよ…。」
キラキラ輝く星空に向かって、あたしは涙を両目にためながら呟いた…
『俺も大好き…。』
ギュッ…
後ろから抱きしめられた。
この人は…
「りゅ…と…くんっ…」
あたしの目からは、とめどなく涙が溢れた。