HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜
『だいたいなぁ、あんなん勘違いするお前に俺はビックリしたって!まさかそうくるとは…』
流斗君が冗談っぽくあたしに言った。
勘違いだったもん…あたしがバカだったよ。
「ホントにゴメンね!」
あたしは少し笑いながら謝った。
まぁ結局笑い話で済んで良かった。
ギュッ…
「流斗君!?」
流斗君がいきなりあたしを抱きしめた。
『俺も悪かった。流勝の事とか話してなくて。驚いたろ?だからお詫びと言ったらアレだけど…デートしようか?』
「うん!あ…でも今夜だよ?」
『ここでいいじゃん?』
ここは公園。
今は当たり前だけど誰もいない、2人だけの空間みたいで嬉しかった。
「うん。あたしも…ここがいい。」
あたし達は寄り添ってベンチに座り、他愛無い話しをした。
こんな幸せがずっと続きますように…。
もうずっと前に流れ落ちた流れ星に祈った。