HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜

『あっ、流勝さんお帰りなさい♪』

優は流勝の荷物を持ちに行った。
何なんだよ流勝のヤロー!?
俺にチャンスくれたんじゃねーのかよっ!

「なぁ優?今夜俺の…」

『キャー!流勝さんスゴーイ!』

今度俺の言葉を遮ったのは優。
何なんだお前等っ!?
グルか?
お前等グルなのかぁ!?

「オイちょっと聞いてくれって優?」

『そんなの後々♪ちょっと来てっ!』

そんなのって何だそんなのって!?

「ったく何だ?」

『流勝さんがねぇ…流勝さんがねぇ…』

「流勝が何だ?」

優の目はキラキラ。
流勝は得意げ。
何だ?

『流勝さんが温泉旅行当てたんだよっ!しかも4名様ご招待♪』

優はウキウキしている。
きっと旅行が初めてなんだろう。

『みんなで行こうぜ?』

「当たり前だろ?」

流勝にしては大手柄じゃねーか♪
もしかして流勝のくれたチャンスは本当はこっちって事か♪
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