HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜

「はい!もう1回言ってみろ!」

『『『私達はこの宿で事件を起こさない事を誓います!』』』

部屋に入って説教タイム。
コイツ等世界トップクラス級のアホだ。
何で俺がこんな苦労しなきゃなんねぇんだよっ!?
俺は保護者か!?
それとも引率の先生か!?
『あのー流斗君…?』

優がおずおずと挙手する。

「何だ?」

『お風呂に入りに行きませんか?』

そうだな。
もうそろそろ入ってないと混むからな。

「そうすっか。」

『よっしゃぁ!風呂風呂!』

真っ先に走り出したのは流夏。
コイツがこのメンバーの中で最年長だとは思えねぇよ。

「じゃあ9時にいったんここに戻るんだぞ?」

『『はぁーい!』』

何か修学旅行みてーだ。
俺、先生の苦労分かったわ。
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