HAPPY★LIFE〜ひとつ屋根の下で〜
『お前…今俺の事お兄ちゃんって…?』
「あぁ…」
流勝は、自分の事を“お兄ちゃん”と呼ばれると…
『流斗ー!』
「うわぁぁぁ!?」
ギュウー
俺はスッポリ流勝に抱きしめられた。
そう…
流勝は“お兄ちゃん”と呼ばれると、人が変わったと思うくらいのブラコンになる。
てか気持ち悪いからっ!
何いきなり弟抱きしめてんだよっ!
こんな場面…
誰かに見られたらヤベェな…
でも、こうするしか手はねぇ!耐えろ俺!
「あ、あのさ…流勝お兄ちゃん?」
『何だぁー?我が弟流斗!』
コイツ相当ヤベェな…
マジでブラコンになるぞ!?
「この事は…流良兄貴には秘密にしてくれないか?流勝お兄ちゃん?」
『分かってる!我が弟のお願いを流勝お兄ちゃんが無視するものか!任せとけ!』
「…サンキュ。」
まず1つ目は解決だな。
次は…
コイツ振り払わないとな。
さて…
どうするかだ…
『り、流斗君…!?』
俺は相当のバカだったみたいだ…