君といる夏
「悪い女。でもずっと忘れられなかった」

きつく抱き締めてくる夏樹の背中に、ぎゅっと腕を回す。

だって、いなくなるまで気付かなかった。
気付いた時には、手の届かない人になってた。

込み上げる熱いものが夏樹のシャツを濡らす。それに気付いて私を覗き込んだ彼は、瞳に薄らと涙を浮かべながら白い歯をこぼした。
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