愛色と哀色の夜
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一通り説明を終えると花耶は納得したように頷いた。
「そうですか…わたしが眠ったあとにそんなことが…」
「なるほど、わたしが花耶さんに違和感を覚えたのはそういうことだったんですね」
麗菓は頷くとおもむろに立ち上がる。俺も花耶も麗菓に視線を向けると少女は小声で歌い出した。
「なんの歌ですか…?」
初めて聞くメロディに花耶は首を傾げる。すると少女は花耶の手を取って立ち上がらせた。
「『無限世界』って歌です。…ちょっと考えることや難しいことがある時この歌を聞くと癒されるんです」
まぁわたしが歌うのはピアノアレンジですけど、そこで言葉を切ると今度は高らかに歌い始める麗菓。少女特有のビブラートのない真っ直ぐな歌声が不思議と心を和ませた。
一通り説明を終えると花耶は納得したように頷いた。
「そうですか…わたしが眠ったあとにそんなことが…」
「なるほど、わたしが花耶さんに違和感を覚えたのはそういうことだったんですね」
麗菓は頷くとおもむろに立ち上がる。俺も花耶も麗菓に視線を向けると少女は小声で歌い出した。
「なんの歌ですか…?」
初めて聞くメロディに花耶は首を傾げる。すると少女は花耶の手を取って立ち上がらせた。
「『無限世界』って歌です。…ちょっと考えることや難しいことがある時この歌を聞くと癒されるんです」
まぁわたしが歌うのはピアノアレンジですけど、そこで言葉を切ると今度は高らかに歌い始める麗菓。少女特有のビブラートのない真っ直ぐな歌声が不思議と心を和ませた。