Powder Snow ~P.S会いたい~
「俺ら2年なんだけど、良かったら部活の見学しない?」
センパイだったその2人は、
あたしたちを満面の笑みで見ている。
「何部ですか?」
とあたしが聞いた。
「軽音!!」
センパイ2人の声が重なった。
「はぁ、」
あたしとユキは軽く頷いてから、
互いを見合った。
ユキは、興味ないと言わんばかりに首を横にふった。
「えっと、ギターとか、ですか?」
とあたしが聞くと、センパイはまた2人声を重ねて、
「そうそう!!」
と答えた。