奇跡のちびっ子ヒーロー★
「すいませーん!!」

元気良く声を掛ける


すると奥から、母さんの知り合いの樹くんが来た。

「おっ、陸弥か。どうしたんだ?今日は母ちゃん来なかったのか?」

「違うよ。母さんに頼まれたから樹くんとこに俺が来たんだ」

母さんを馬鹿にしたように言う樹くんに俺はムッとした。

「餓鬼の癖に陸弥は本当生意気だな」

「樹くんうっさい」


樹くんは人を馬鹿にするのが好きなのかな…?
俺はそう思ったけど、それ言うとまたなんか言われちゃうからやめた

樹くんの所為で、おつかい忘れるとこだった


「樹くん、母さんが頼んでた靴頂戴だって」

「あぁ?あの靴か…ちょっと待ってろ」

樹くんは奥の部屋に入っていって
少しして戻ってきた

渡されたのは白い箱

「ん?これなに?」

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